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縁(えにし)を纏った本

昨日、知り合いのお宅に三女と二人でおじゃまさせていただいた。

その方(Mさん)は、ときどき「のろま庵カフェ」という名で、おいしいお料理をたくさん並べて、自宅を開放してくださる会をひらいていらっしゃる。前回から、友人の誘いで参加させていただいているのだが、今回は、私たち一組だけの参加となり、申し訳ないやら、ありがたいやらの気持ちでお伺いする。

もうすぐご自宅のリフォームをされる、とのことで、部屋の片付けをされているMさん。もういらない本をくださるとのことで、書斎におじゃまさせていただいた。
たくさんの専門書や、小説や、さまざなな本がいっぱい。
その中から、勉強の本や、いろいろ、紙袋いっぱいに拝借させていただいた。
そこには、なんと私にとってはどうしても手にとりたい本なんだけど、幻でしかなかった『クレーの日記』まであって。胸いっぱい。

今日になって、三女が幼稚園に行き、一人の時間をもてたところで、その紙袋いっぱいの本をゆるゆると紐解いていく。どの本も、ああ、Mさんのあの部屋から来たのね、とうれしくなる。

1975年に出版の自閉症の子をもつ、母親たちの手記。当時の母親たちの、世間に謙虚でありながら、したたかな強さ、母親であることのすごみ、に驚嘆する。まだまだ、自閉症という症状に対して、世間の認知も低かったころ。こうした、その子のそばにいる母親たちの努力と、涙と、喜びがあって、いまがあるんだな、と身に迫る思い。

村瀬加代子先生の著書。逃げたいような事例に、きっちりと向き合い、本質を見抜く強さ。なんて方なんだろう、と呆然としてしまう。

神田橋條治先生の『発達障害は治りますか』 当事者の方から立ち上がるニーズを見抜き、それに応える処方や技法を提供するという立ち位置の小気味よさ。本当にすごい。

まだまだいろいろ。

そしてこれらの、私にとってすごく大切なことが載っているいくつもの本が、あの方のお部屋からきたという「何か」を纏って、目の前にあることのありがたさ。
それは、出版物である本でありながら、唯一無二の「何か」を纏って、私に迫ってくる。

ああ、ありがたい。
それらの本を読んでいても、目の奥がじんじんするくらい、うれしくてありがたい。


それらの本に囲まれながら、いまなら私たぶん、宙返りできるかも、って思えます。

そのエネルギーを、修士論文につなげなきゃいけないですね。

ありがとうです。

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Author:ita-j
板坂 淳子(山本 淳子)
1974年生まれ
関西在住

家族 夫と3人の娘

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