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あのころ

久しぶりに、村上春樹の『ノルウェイの森』を手に取った。

いつのまにか、私はノルウェイの森に出てくる、自身の大学時代を回想する主人公と同じ齢になっていることに気付く。

私も、大学時代、いろんな人に出会った。
出会った人たちの濃さ、バラエティで言えば、それまでのどんな時代とも、それからのどんな時代とも、比較にならないだろう。今となっては、それらの思い出は、適度にセピア色になってきて、ようやく「ながめる」ことができるようになったようにおもう。痛いような、切ないような思い出さえも、だんだん「ながめる」ことが、できるように、なってきたように感じる。20年たって、少しずつ。

ノルウェイの森の主人公も、そうやって、必要な年月を経過して、ようやく文章という不完全な器に、不完全な思い出を盛ることができた、と書いている。

私も、ノルウェイの森の主人公と、同い年になったのだ。
知らぬ間に私は、一時代、超えてしまっているんだ。そして、もう二度と、あの色の世界を歩く事はないんだな、ということに気付く。

ある種の安堵と、さみしさとともに。


一人、大学時代の知り合いで、今でも親しく付き合いのある人がいる。
ある意味、一番強烈な出会いを残していった人だ。
その人は、私の自宅で、毎日靴下を探していたり、ベランダでタバコを吸ったりしている。
私の自宅が、その人の自宅でもあるので、仕方がない。

大学で会っていたその人は、もっと痩せていて、筋肉質で、目が鋭かった。
そんな思い出も、セピア色だなぁ。

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Author:ita-j
板坂 淳子(山本 淳子)
1974年生まれ
関西在住

家族 夫と3人の娘

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